作家。1951年生まれ。
米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーや大手金融法人を担当する外国債券セールスなどを経て、1995年『ザ・ヘッジ 回避』(文庫化にあたって『小説ヘッジファンド』と改題)で作家に転身。国際金融の世界を舞台に、時代を先取りするテーマで次々と作品を発表し話題になる。2000年11月に発表した『日本国債』(上下巻・講談社刊)は、日本の財政問題に警鐘を鳴らした作品としてベストセラーとなり、The New York Times、The International Herald Tribune、The Financial Times、The Wall Street Journal、Institutional Investor、BBCを始め、多くの海外メディアからも注目を浴びた。
■発表作品■
–雑誌連載–
- ・2001年、小学館・季刊誌「文芸ポスト」冬号から翌2002年冬号まで、不良債権をテーマにした『凛冽の宙(そら)』
- ・2001年、実業之日本社「月刊投資相談」にて『ライク・ア・ヴァージン』(単行本化で『投資アドバイザー 有利子』に)
- ・2002年、講談社「小説現代」にて短編「コイン・トス」他
- ・2003年、小学館「文芸ポスト」にて春号から冬号にかけて、年金問題をテーマにした『代行返上』
- ・2004年、新潮社「週刊新潮」にて『日銀券』
- ・2004年、光文社・月刊誌「Gainer」にて『Hello, C.E.O.』
- ・2004年、集英社・美容雑誌「MAQUIA」にて『ライズ・イン・パリ』(のちに『ライズ・イン・ミラノ』『ライズ・イン・ニューヨーク』と続く)
- ・2004年、中央公論新社・月刊誌「中央公論」にて『周極星』
- ・2005年、朝日新聞社「週刊朝日」にて『タックス・シェルター』
- ・2006年、文藝春秋「週刊文春」にて『バイアウト』
- ・2007年、講談社・月刊誌「小説現代」にて『あなたの余命教えます』
- ・2009年8月から2010年12月まで小学館「週刊ポスト」にて、エネルギー問題をテーマにした経済小説『235-日本国債7兆8千億円を狙え!』
- ・2013年1月から中央公論新社・隔週誌「婦人公論」にて『スケープゴート』
- ・2014年1月から文藝春秋・月刊誌「オール讀物」(2月号)にて『ナナフシ』
- ・2015年12月からPHP研究所・月刊誌「VOICE」(2016年新年号)にて『しぶといやつ -人工知能に魅せられて-』
- ・2018年11月からKADOKAWA・月刊誌「野性時代」にて『天稟』
- ・2021年7月からPHP研究所・月刊誌「歴史街道」にて『万、已むを得ず』
–新聞連載–
- ・2002年7月から2003年7月まで京都新聞、中部経済新聞で『藍色のベンチャー』と題した初の新聞連載による、初の歴史経済小説を発表。幕末期のベンチャー・ビジネスをテーマに、新境地に挑戦した。
- ・2008年5月から12月まで産経新聞で、『舶来屋』
- ・2008年から、日経新聞夕刊(毎週水曜日)「サラリーマン生態(いきざま)学」でエッセイ
- ・2011年11月から東京新聞、中日新聞、北海道新聞、西日本新聞、徳島新聞、神戸新聞、河北新報で、高橋是清の生涯を描いた作品『天佑なり』
- ・2014年7月から北國新聞、京都新聞ほか新聞各紙にて『この日のために』(2016年1月から「ハワイ報知」にも連載)
- ・2019年7月から12月、日経新聞夕刊(水曜日)「あすへの話題」でエッセイ
–電子媒体連載–
- ・2008年、読売新聞・電子版「yorimo」にて『CC:(カーボンコピー)』
- ・2011年、幻冬舎から初の電子書籍連載小説『だったらボクがやる -宇崎治朗政治塾へようこそ-』を、電子書籍書店にて販売。
- ・2016年、読売新聞・電子版「YOMIURI ON LINE」にて『大暴落(ガラ)』
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●2014年4月18日、『天佑なり』にて第33回新田次郎文学賞を受賞。